起爆漢
2021.09.07
17回戦 @ほっともっとフィールド神戸
森脇浩司 野手総合兼内野守備守備コーチ 61歳
相変わらずノックが上手い、そしてテンポが素晴らしい。
神戸初登板となった宮城大弥
襲い掛かってくる強力黒鴎打線。
序盤の3失点以後、粘った投手陣。
今季初登板の海田智行も好投。
来田涼斗 地元・神戸で初出場で初安打。
スター選手への階段を一歩ずつ。
球場に響く声の主は大下誠一郎
主力の離脱者が相次ぎ、連続して大敗を喫する。
今日もミスと拙攻の連続。
そんな嫌なムードを中から変えてくれるのはこの男しかいない。
約5カ月ぶりの1軍での打席。
1年前のプロ初弾と同じ球場で同じような弾道を描く。
この今季1号ソロはベンチにもスタンドにもかなりポジティブな活気を与えた。
伏見寅威のスタンディングダブル。
福田周平の執念がエラーを誘い、
同点。
9回の攻防
さすがです。
何かが起きそうだったウラ。
躍進の象徴である福宗の機能。
送りバント成功させたあだっちゃんを迎える笑顔のベンチ。
本日5度全てで得点圏で打席が回って来たスティーブン・モヤ
中嶋監督の声に大きく1度頷き、打席に入る。
イチローみたいな流し打ち、そしてフォロースルー。
やっと1本出て安堵の表情。
ここで回ってくる・大下誠一郎
緊急招集され、気持ちを整え、
チームに活力を与え、窮地から救い、自らヒーローになる!
B 4x-3 M
最近職場で「底力を見せろ!」って言われますが、
それが何なのか、どうやったら出せるのかわからなかったのですが。
「〇〇がいなくなったから、
勝てなくなった、点が入らなくなった、順位下がった、ダメになった」
今いるプレーしている選手たちが1番言われたくない言葉。
確かに見た。男たちの底力。
感情が爆発。
山口県岩国市の山奥からこの神戸に移動して来て即チームを救う活躍。
この球場が似合う漢。
大下誠一郎 という起爆剤 ついに投入。
陥落とか奪回とか色々文字が躍ってますが、「全員で勝つ」しか道はない。
金曜日は独壇場
2021.08.27
15回戦 @京セラドーム大阪
高揚する金曜日。
エース・山本由伸が鷹と対峙する。
ニック・マルティネス投手との予想通りの投手戦。
1点を奪おうと4番打者の決死のヘッスラ。
3イニング連続のゲッツーは攻めた結果。
チャンスを得て、活かした者。
広角に打ち分ける。
これこそが中川圭太。
持ち味のパンチ力。
西村凌
欲しかった点を一振りで。
大仕事も冷静に2塁ベース上。
あとは独壇場。
当たり前のように9回のマウンドに向かう。
1発出たら同点という場面で柳田選手。
ハラハラドキドキよりも、
安心感の方が勝つ。
B 2-0 H
106球 堂々の完封勝利。
初回のファインプレーと勝利打点の西村凌
見事スタメン起用に応えました。
山本由伸 11勝目
自信に満ち溢れている表情。
いつも素晴らしい時間をありがとう。
怪の代償
2021.08.21
5歳にして自身のyoutubeチャンネルは登録者数50万人の超人気者。
横から見ると、怪。
ガチャピンさんが見守る前で選手たちが躍動。
10代最後の登板になった宮城大弥 投手
19歳で8月時点で二桁10勝到達。パ相手には無傷。
宮城くんをガン見する宗佑磨が怪。
ピンチを凌いで、まずは相手打者のバットを拾って渡す。
これはもう怪でしかない。
T-岡田の先制タイムリー
頼りになる男
このまま最後まで勝負強い打撃を!ってこの時は思っていました。
迫り来る獅子。
タイラー・ヒギンス ピンチを招くも0で抑える。
いつもランナーを溜めるけど、ホームには還さない。それが怪。
ライオンズ・今井達也 投手
中嶋監督がおっしゃられていた通り、オリックス戦になると
制球がまとまるのが怪。
8回ウラ 一死満塁
今井投手の気迫が若干上回っている感じがしましたが、
どちらにとっても痛い死球。
必死に奪った1点。
戦線離脱。
でもその代償はあまりにも大きかった・・・。
B 2-0 L
宮城大弥 11勝目!!
Tの1日も早い復帰を願っています。
代わりに出た選手が活躍すれば、それはもうアレするチームの傾向ですね。
ドームdeホラー
素晴らしい試合の後に素晴らしいホラー話。
タニシさんがバファローズじゃなくて
ブルーウェーブの帽子を被っていたことが1番気になったとこです。
怪談話で怖がるにはそういう雰囲気作りも大事だと個人的には思いました。
熱気が残る野球場ではその雰囲気を作るのには難しいのかなと。
凱歌
2021.08.20
16回戦 @京セラドーム大阪
彩虹ユニフォーム。斬新で良いですね。
SDGs。我々の会社でも微力ながら取り組んでいます。
来田涼斗
公式戦本拠地初スタメン初出場
対戦を熱望していた明石商の先輩・松本航 投手との対戦
1年目から憧れの先輩と対戦の実現させ、
マルチ安打でお返し。本当に大したものです。
東京オリンピックで金メダルを獲得しても、
山本由伸は山本由伸でした。
味方の援護を望みながら、
マウンド上で楽しむ。
126球 9回完投。
まだこの時点で勝利投手の権利はなし。
9回ウラ
難攻不落の平良海馬 投手から、
アダム・ジョーンズ、貫録の四球
山足達也はバント失敗
福田周平
宗佑磨
吉田正尚の打球が上がった瞬間、
スタンドのファンが立ち上がって手を挙げる。
サヨナラ犠飛
B 2×-1 L
金メダリストのお立ち台
主砲が打って、
エースが抑えて、
チームが勝つ。
金メダリストの凱旋とそれを望んでいたファンの凱歌。
投手に報いる、ミスを全員でカバーする、
中嶋聡が監督(代行)という職位に就いてちょうど1年。
他のチームなら、当たり前にやっていたことが、
ようやくオリックスにもできるようになってきたかなと思います。
雨と泥と火花
神戸に降った雨は止みませんでした。
2021.08.18
14回戦 @ほっともっとフィールド神戸
東京オリンピック後、本拠地初戦。
笑みを浮かべる グレン・スパークマン 投手
イチロー選手が愛したこの球場での、
初登板初先発は雨の中。
先制打を放つT-岡田
このまま好調を維持して欲しいですね。
激しくなる雨。
打球を足に受けながら好投した山田修義
絶対絶命の場面で今季初登板を果たした吉田凌
見事に凌ぐ。
足りなかった、欲しかったピースが還って来てくれました。
そのウラ、
雨の中、奮闘する河野竜生 投手から
安達了一の勝ち越しタイムリー!
福田周平
執念の4安打
後半戦もカギを握るトップバッター。
粘る中継ぎ陣。
澤田圭佑
タイラー・ヒギンス
止む気配のない雨。
水が浮き、
泥で足を取られても、
最高のプレーをするプロフェッショナルを見ました。
1点差リードでまだわからない展開。
ズブ濡れでロングゲームで逆転負けなんか、
免疫力はあるとは言え、明日の仕事に影響しそうだなと考えていたら、
我らが誇る金メダリスト・吉田正尚がスパーク!
まさに雨を切り裂く一撃。
自軍には凄く勇気をもらった、敵軍には重く突き刺さった一発。
9回表
久々に見たような気がする山足達也がファーストに就く。
4年ぶりに神戸のマウンドに還って来た
守護神・平野佳寿
レンズを拭いて、試合終了のハイタッチに備えようとしていたら、
ゲッツーを奪いゲームセット。
だいぶ曇った1枚になりました。
B 5-2 F
中継ぎ陣が雨の中必死に繋いだリレーが無事に完成してホッとしました。
ちょっと呪われたエナジーグリーンユニフォームでの初勝利。
時計の針は22時を回っていました。
どれだけ家に帰るのが遅くなっても、濡れまくっても勝てば気持ちが良い。
今季初登板で好リリーフで初勝利の吉田凌
初の本拠地お立ち台は地元・兵庫で。
決勝打の安達了一
Tとあだっちゃんの打点で勝つっていうのも良いですね。
大雨の中でも丁寧な言葉を並べてくれてありがとう!
雨の激闘の跡。
貯金10
一戦、一戦、戦うだけ。
次ここに来る時はどうなっているか。
ブランドン・ディクソンという侍
東京オリンピック2020野球競技。
アメリカ代表 ブランドン・ディクソン 投手のピッチングは特別に映りました。
同投手を始めて見たのは、2013年2月の宮古島市民球場。
その時は紅白戦。
制球難で四球を連発し、ランナーを溜めて痛打を浴びる。
同試合で好投した入団テスト中のマイク・シュルツ投手の方が良かったという印象。
2度目に見た同年3月、岡崎市民球場でのオープン戦で
来日初勝利。
オリックスは監督、コーチだってすぐに変わるし、日本人選手も入れ替わり激しいし、
その環境の中で、外国人選手が9シーズン居続けるって
ファンなら特別な想いが出るのは必須。
日本の文化、環境、人をリスペクトすることが日本で活躍する為の
最低限のことだとよく言われますが、
大人しい性格や落ち着きのある情緒を見ていると、
元々日本人に近しい心を持った優しき戦士だと思っていました。
荒木陽平 通訳との「人柄良過ぎるコンビ」を見れなくなるのも寂しい限り。
あの優しく落ち着いた空間を作り出すあの2人のお立ち台、
もう一度見たかった。
神戸の花火をひっそりと、見上げる姿。
最近で言うと、エップラーとかヒギンスは見ながら興奮したり、
しゃべったりしていましたけど、
ディクソンはじっと夜空をじっと見上げ、終わるまで微動だにしない。
表情を変えることなく黙々と投げるマウンド上の姿も、
それはまさしく、侍のよう。
オリックス・バファローズでの活躍が認められてのUSA代表入りで、
オリンピックメダル獲得なら、こんな嬉しいことはありません。
通算 49勝 34S 12HP
数字以上の記憶と思い出と優しさを頂いたような気がする。
でも低迷期だけ支えてチームを去るのは申し訳ない気持ちで一杯。
いつの日かまた。
BIG THANKS!!
2度目のSAYONARA
ステフェン・ロメロ 選手 退団
69番のユニフォームで活躍する姿をほとんど見れなかった。
後半戦からの大活躍を期待して止みませんでしたが、
まさかの退団。
オリックス・バファローズは家族のような存在であっても、
本当の家族の代わりをすることは到底できない。
一緒に夢を叶えたかった。