青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

白球で交わす言葉

新人選手たち、自主トレ中だった数選手が去り誰もいなくなった

ランチ時間帯のオセアンバファローズスタジアム舞洲

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静かにキャッチボールを始める2人。

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#107 太田暁

 

 

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#31 太田椋

 

 

グラウンドには父子の2人だけ。

 

2人だけの時間。両者言葉は一切発しない。

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身体を暖めてノックに移る。

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父がノックを放ち、

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息子が捕って、無人のネットに向かって投げる。

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両者言葉を発しない。

 

スタンドにいた8人のファンも何も言葉を発しない。

ただ全員が最前列で身を乗り出しそれを温かく見守っているという状況。

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父 (ノックを失敗して)「あかん!!」

 

息子(打球を捕れず)「あ゛~~!くそっっ!」

 

やっと言葉を発したと思ったら、自分を鼓舞した言葉でした。

 

会話はよく言葉と言葉のキャッチボールと言いますが、

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この親子の場合は、白球で言葉を交わしている。

 

8人のファンもそれはよくわかっていたと思います。

球場に流れていたBGMが邪魔だと思うくらいに。

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約45分間 白球で言葉を交わし続けた太田親子

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椋「ありがと」

暁「おぅ、調子はどないや?」

椋「まぁまぁ」

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それだけ言葉を交わし、片付けに入る。

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親子で挑む2年目。

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2019.12.07 三井アウトレットパーク大阪鶴見

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「2020年、1軍開幕戦でショートでスタメン出場」力強く語る。

 

プロの厳しさと残酷さを教えてくれる人が身近にいても、

力強くいれるだけの芯の強さが椋くんにはある。

父の想像を超える。

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ファンフェスタでは父の想像を超える!?息子に変身。

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何事にも全力プレー。

 

不慮のケガで始まり、不完全燃焼だった1年目、

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2年目こそ、想像を超える。