まだ残る轟き
試合前に言葉を交わす 55と3
Tー岡田 と 安達了一
長年オリックスファンやってる方からしたら、ほっこりするシーン。
オリックスが将来優勝するのはわかった。
でもこの2選手が現役のうちに優勝して欲しい。
そう思いながら、この2人を見つめていました。
2021.04.22
6回戦 @京セラドーム大阪
本拠地無観客試合前の最後の試合。
先発・増井浩俊
先発が増井投手だったということを忘れるくらいの展開が最後待っていました。
タイムリーを放ったあだっちゃん。
いつも攻守に頼もしい。
同点ソロを放った頓宮裕真
ナハナハトミーの好投。
3点ビハインドに登場の漆原大晟。
いつも緊迫した場面で投げて、バタバタしてしまいがちでしたが、
この日のうるしは5球で片づけて還って来ました。
これが流れを呼び込んだ。
9回ウラ
宗佑磨
連打
あだっちゃん、モヤ凡退で2アウト。
AJのサードゴロでゲームセットと思いきや
セカンドフォースアウトのビデオ判定。
判定中にネクストに目をやる。
じっとバットを見つめるT。
判定セーフ。小田裕也の俊足と西武の守備に助けられて、
シュチュエーションは完成。
逆転満塁ホームラン。思い描くのはそこ。
ファールで粘るT
追いつかない程度の反撃で終わっても、それはそれでいつものように帰宅する。
でも最後の最後まで期待しているのもいつも通り。
期待してなければファンなんかやってない。
7球目
打った瞬間、何の音も聞こえなくなりました。
あれだけ願ってたのにいざそれになりそうになると
「え!?嘘やろっ!?」ってなるのは人間の面白い所。
フェンス直撃の同点3点タイムリー3ベース!
代走が送られベンチに戻る時もガッツポーズ。
かつてない盛り上がりを見せました。
一打サヨナラの好機に中嶋チルドレンのラオウ杉本。
一番先に走ってラオウに抱き着いたのはT!
そのことがやっぱり嬉しかったですよね。
B 7×-6 L
印象に残る試合、思い出せば活力になる試合が
他球団に比べて少ないチームだと思いますが、
これからこういった試合が増えてくると思います。
それだけ粘りのあるチームになってきているように思います。
大逆転サヨナラ勝利。
サヨナラグランドスラムにならなかったということは
まだオリックスのT-岡田の物語に続きがあるということですね。
本当に大事な大一番まで取っておきましょうということです。
うるしのプロ初勝利もラオウのサヨナラ打も熱いですが、
まだ今思い出しても、まだ残る轟き。
そんな一打をこれからも。