強く逞しく美しく
2021.09.09 9回ウラ
1死 代打 アダム・ジョーンズ
前奏が鳴り始める前の静寂の中で
乾いた打球音。右中間を割る。
来日2度目?のスライディングを見せ2ベース。
代走・佐野皓大
若月健矢 四球
代打 松井雅人
最後の野手 打率.000
今季初ヒットがサヨナラ打ってそんなうまくは行きませんね。
打席前、中嶋監督から声を掛けられた、
紅林弘太郎
神戸のファンの期待を一身に背負った高卒2年目の19歳
通算150セーブクローザー、百戦錬磨の益田直也投手。
徹底して変化球勝負。
空振りにマリーンズファンが沸き、
ボールにバファローズファンが沸き、
追い込まれてもなんとかバットに当てる。
1球1球に痺れました。
これが1勝1敗で迎えた首位攻防戦のラストシーン。
紙一重。
あの球を当てて前に飛ばした、
紅の執念とセンスと進化を見れたような気がします。
死闘後のほっともっとフィールド神戸。
勝った負けたで首位が入れ替わる3連戦。
しかも3試合共終盤縺れた痺れた試合。
ダブルフランチャイズ撤廃後、
例年なら9月の神戸3連戦は消化試合気味で迎えてましたが、
この球場で首位攻防の激闘を見れたことは大変幸せなことです。
年紀を感じる33歳。
「ほっともっとフィールド神戸」になって10年。
(私は「ほっかほっか亭」派です)
いつまでも、日本一美しい野球場で在り続けて欲しい。
これから長く続くであろう、
オリックスの躍進と若手選手の成長を見守りながら。