例年通り1軍2軍共に、
負けが先行していた春先、
福田周平が人知れず苦しんでいた頃。
満塁の好機で代打・後藤駿太が見逃し三振を喫し、笑顔でベンチに戻る。
それを見て激怒した某コーチの怒号がドーム内に響き渡った。
そんな負の景色が懐かしく感じますが、
同じ2021年の出来事。
2021.04.15 オリックス vs 阪神 (ウエスタンリーグ公式戦)
そんな日に一歩踏み出した。
山下舜平大 投手
公式戦初登板初先発
「球種がストレートとカーブだけでドラフト1位」という
パワーワードを持つピッチャーがついにベールを脱ぐ。
敢えて前日に公表し、
京セラドームでの試合で
マスコミが多く集まる阪神タイガース戦で登板させる。
球団のなんとか注目を浴びさせたいという力の入れ具合を感じました。
投球回数は2イニング。
のうちの1イニングしか見れず。
受ける捕手は、松井雅人。
フォアボール→ワイルドピッチ→ボーク→タイムリー で1失点
それでも1球1球に可能性が溢れる。
MAX151km。ストレートとカーブだけ。
1球のストライクごとに温かい拍手が京セラドーム大阪を包む。
同期で同学年の元謙太くんが終始鼓舞する声を出す。
最後はファインプレーでも助けました。
チームは完封負け。
で1失点で舜平大くんに初黒星が記録された。それに関しては虚しい結果。
次世代の大投手の記念すべき第一歩。
数々の才能を持った選手が芽を出せなかった時代が長く続きましたが、
オリックス・バファローズの良い時代に1歩踏み出せたと、
今になって思います。