青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

ハービー・プリアム

師走もちょうど中盤に差し掛かった所でいかがお過ごしでございますか?

昨日、社会人になって初めて寝坊したAOKUでございます。

しかし・・・無事に間に合い、遅刻未遂に終わりました

自分にとって激動の2008年も終わりを迎えています。




そんなわけで?久々にやってきました。

オリックスの歴代外国人助っ人を覚えている範囲で自分勝手に紹介していく、

通称「ネタ切れ必至シリーズ」

ついに第4回目

またまた打者で。

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ハービー・プリアム  (在籍 1998~1999年)

外野手 #5 from USA




トロイ・ニールの穴を埋めるべく期待されて入団した中距離砲の助っ人。

イケメンのニールとは逆にこの威圧感バリバリの顔!ガンガンインパクト!(笑)



3Aで脅威の打率.401(規定打席には達していない)に目をつけたスカウトが、

日本野球向きだと期待を寄せ1998年オリックス・ブルーウェーブに入団。


シーズン序盤は日本の野球に苦しむが、慣れると一気に力を発揮した。


そして、プリアムを語る上で外せない出来事があります。

ご存知「七夕の悲劇」


1998年7月7日


前日のダイエー戦に破れ16連敗というプロ野球タイ記録にならんだ千葉ロッテ

この大型連敗記録が始まったオリックス相手に連敗ストップを狙う。


さすがにプロ野球新記録は作りたくないという気持ちのロッテが試合を優勢に進め、

3-1ロッテリードで9回ウラへ。

マウンドにはジョニー黒木が立ちはだかる。


9回ウラ ブルーウェーブの攻撃は3番イチローから。

しかし三振。雄叫びをあげるジョニー。連敗ストップまであと2アウト。


イチローを打ちとって安心したジョニーは安心したのか4番ニールにライト前ヒットを打たれる。

5番佳知が倒れて2アウト。


誰もがロッテの勝利を確信。

そして満を持して6番ハービー・プリアムが登場!


黒木の低めのストレートを引っ張った辺りはレフトポール際へ~~

土壇場での同点2ランホームラン!


マウンド上に屈み込んで涙を流す黒木を見ながら涼しい顔でベースを回るプリアム

この時の黒木の男泣き、熱い投球が関西にロッテファンを急増させたと今でもよく話を聞きます。


結局、延長12回に広永代打満塁サヨナラホームラン

ロッテが17連敗というプロ野球新記録を更新。


試合後のプリアムのコメント↓

「(ホームランについて)打った瞬間手応えはあった。あとはファールにならないでくれ!って願ったよ。

これがプロの厳しさだ。これを乗り越えられれば彼(黒木)は一流の投手になれる。」

と黒木への賞賛も忘れなかった。


怖い顔してナイスガイなんです。


プリアムを語る上というかこの試合の印象が強すぎてあまりこの試合以外に覚えてません^^;


98年は中盤以降の好調で打率.285 20本塁打とまずまずの成績を残した。

翌99年も好調を維持し打率.280 20本塁打と活躍。

しかしその年のオフに戦力外に・・・

これには本当に納得できませんでした。。。。


外国人としては本塁打数が足りないっていう判断みたいですけど、

打率は普通の助っ人より高いですからね。

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怖い顔(←しつこい!?)に似合わず柔らかいシュアなバッティングが好きでした。

怖い顔(←ホンマにしつこい!?)に似合わず、趣味は読書と真面目!





プリアムの様な日本野球向きの打撃センス、日本人みたいな真面目な性格の助っ人を

もう一度スカウトに探してきて欲しいですね。


最後にプリアムの応援歌

♪ 無敵の戦士 バットに込め放て 果てしないパワー スタンド一直線 ♪