由宇の奇跡

２３日は全国的に雨。

１週間前から広島県南部も雨予報。

半分諦めてましたけど、奇跡よ起きてくれ～と願った。

すると！当日は全国的に雨なのに中国地方だけ曇りマークになってる！

というわけで山口県岩国市由宇町まで行ってきました。

その模様を「試合編」「試合後編」「番外編」と分けて更新する予定です。

本当に雨降ってなかった。というかお肌に悪い日差しが雲間から差し込んでいた。

～　２０１０．０６．２３　由宇遠征記　試合編　～

２０１０ウエスタンリーグ公式戦

広島東洋カープ　ｖｓ　オリックス・バファローズ

１５回戦　　＠広島東洋カープ由宇練習場

天気の様子を最後まで見ていたため到着が試合開始前ギリギリになってしまいましたが、

由宇に来て試合を見れることをお天道様に感謝。

関西、九州が大雨だったいうのに見事な晴れっぷり。まさに由宇は奇跡の町です(笑)

あれ、バイナムが２人いる！

「フォー！」とか「ヒィー！」とか「ハッハー！」という奇声が聞こえてきたので、

由宇にもいよいよ珍獣が住みついたかと思ったら、声の主はバイナムでした。

楽しむのは結構やけど、ふざけてばっかりしてたら真面目なラロ兄に怒られるで・・・。

スタメン

オリックスは１軍にも引けをとらない見事な豪華布陣・・・。

ヒューバーが１軍に戻ったと思ったらフィオレンティーノが落ちちゃったんですね。

カープの先発は

去年の７月３０日からオリックス戦５戦全敗中の(１軍１試合含む)

ディオーニ・ソリアーノ

オリックスに６度目の挑戦。今日こそリベンジされてしまうんでしょうか。

さすがは現在ウエスタン防御率トップのソリアーノ。

いい具合に球が荒れてオリックスの豪華打線を封じ込めます。

一方のオリックスの先発は最近安定感を増してきた山崎マーくん。

１回ウラ　圭輔のエラーから岩本選手にタイムリー２ベースを打たれ先制を許す。

２回ウラ

堂林選手、上村選手に連打され、丸選手にライト前へしぶとく持っていかれ２点追加される・・・

さらに四球などで満塁のピンチを招き、４番岩本選手の打席でゴンゾーがワンバンを後逸。

ワイルドピッチ！ファールゾーンが広すぎて２者が生還・・・Ｃ５－０Ｂｓ

さらに岩本選手にレフト前タイムリーを浴び　Ｃ６－０Ｂｓ

まさかの２回６失点。カープファンの笑い声が聞こえてきます・・・。

マーくんノックアウト！と思ったら続投でリードしていたゴンゾーがノックアウト。

ベンチに下がり、工夫のないリードだと三輪コーチからプチ説教されてました。

代わりにマスクを被った前田大が攻めのリードで見事にマーくんを立ち直らせました！

３回ウラ守備に着く前に予想していたことが起こりました。

怠慢守備でランナーを余計な進塁をさせ、打席でも安易に凡退しても奇声を発していたバイナムに、

ラロ兄がキレた。

英語で何言ってるかわかりませんでしたけど、ラロ兄は激しい口調でバイナムを叱っていました。

シュンとしてしまって大人しくなったバイナムでしたが、

上村選手の右中間抜けるかという打球を地面擦れ擦れでダイビングキャッチ！！

「うぉぉぉ～～！」とカープファンを唸らせる超絶ファインプレー！！

イニング終了後、優しい一輝先輩に優しく迎えられます。

優しい一輝先輩は山口県岩国市由宇町でも優しかった。そらそうよ。

ソリアーノがマウンドに上がった時と打席に入ったときに、

同じくドミニカ人のクレス＆カリートがスペイン語で何かを言っている。

３回ウラの第２打席。クレス＆カリートの言葉に反応したソリアーノが

バットでレフトスタンドを差しホームラン予告。

楽勝ムードにマーくんを完全になめています(笑)

絶対に打たせたらあかん！鮮やかにライト前！

打たれとんかぃ・・・・

カリス＆クレートに合図を送るソリアーノ

完全に乗せてしまった・・・。

せっかく由宇まで来たんやから、１点くらい返してくれ～と願って６回表

ラロ兄に叱られて目つきが変わったバイナムが右中間を深々と破り快足を飛ばして３ベース！！

ノーアウト３塁のチャンスで赤田将吾

左打席はアベレージの赤田。

右打席はパワーの赤田ー！！

鋭い打球がレフトスタンドに突き刺さった！

ウエスタン第１号となる２ランホームラン！！反撃の狼煙！Ｃ６－２Ｂｓ

今日の赤田は３打数３安打２打点！！まもなく復帰の予感。

６回終了後　大幅入れ替え

４　一輝　　　→　４　マサ
９　バイナム　→　９　柴田
８　赤田　　　→　５　高島
５　ラロ兄　　→　８　シンタロー
１　マーくん　→　１　梶本

柴田が公式戦で初の外野守備！

圭輔が入ってきて溢れる形になっていたので柴田の外野はいい決断だと思います。

右投左打、アベレージヒッター、ソックスの上げ具合、ライト、愛工大名電。２世ですな。

さっそく飛んできたフライも難なく処理。問題なさそうです。

７回表

濱中が四球を選んで土井が右中間２ベースを放ち、代打丹羽マーくん。

ジャストミートした打球は由宇の空に舞い上がった～～

なんと！！

今シーズン第１号！プロ通算２号となるホームランは貴重な３ラン！！Ｃ６－５Ｂｓ

これはこれは驚きました。

１点差！これあるで！　

やっとソリアーノが降板した８回表

先頭の代打大村の芸術的な流し打ちから１アウト２，１塁のチャンスを作り、

迎えるはまたしても丹羽マーくん。

にわかに連続３ランを期待してしまいますが・・・

カープ３番手青木勇人投手から鋭い当たり！今度は低い弾道。

レフト鞘師選手のギリギリ左を抜けた！！

タイムリー２ベース！２者生還、大逆転！！！

この試合まで今シーズン打点０だった丹羽マーくんが５打点の大爆発！！

６点差をついに逆転！！Ｃ６－７Ｂｓ

ベンチに戻って祝福を受けます。

２打数２安打５打点！今日は本当に良く振れてました。

９回表にも２アウト３，１塁というチャンスを作り、

前日の試合で復帰後公式戦初のスタメンマスクを被ったヒーくんが代打で登場！

センター前ヒットで復帰後初打点！と思ったらセンター丸選手がダイビングキャッチ・・・。

あと数センチという所で阻まれました・・・。

マーくん→梶本→光原　と繋いで、

山口県岩国市で２日連続のクロージングタイム♪

ランナー１人出すものの最後は殊勲者レフト丹羽マーくんがウイニングボールをキャッチ！

ワンダフルビクトリー！

広島東洋カープ　６－７　オリックス・バファローズ

思わず勝った瞬間「よっしゃー！」って叫んでガッツポーズしてしまいました。

それほどしびれる試合でした。

山崎マーくんの３回以降の安定感、丹羽マーくんの大爆発、伊藤ヒーくんの完全復活と、

小瀬の同期達が着実に前へ前へと歩んでいます。

コバケンも早く投げれるようになって欲しい。

ほんまにええもん見せてもらって新井オリックスには感謝です。

今回の由宇遠征は奇跡が重なりました。

うわっ！！記事が激激激激長になってますやん・・・。

最後まで読まれた方おられましたら本当に最後までありがとうございます～～！！

「試合後編」へ続く。