青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

寂しい季節

ファンは球団の決断を尊重する。

そう思わなければやり過ごせない季節がシーズン終了と同時にやってきました。

オリックスでは1選手が現役引退、5選手が戦力外通告を受けました。


・現役引退
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11 大久保 勝信  投手 34歳 (2001~2010)



和男さんと共に青波の守護神と呼ばれた大久保が現役引退を発表。

キレのあるストレートと分かっていても打てない落差のあるフォークをもう1度1軍のマウンドで

見せて欲しいという願いは叶いませんでした。


ヘルニア、右ひじ手術、度々の右肩痛、アキレス腱断裂・・・。

ケガに泣かされ続けたプロ野球人生だったように思います。


大衆には、「大久保=北川さんに代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランを打たれた投手」

と認知されていたように、これが代名詞みたいな感じでいつになっても言われていたのが、

青波ファンとしては納得行かない部分もありました。

あの試合後、大久保がどんな思いでここまで這い上がってきたか、

多くの青波ファンが涙を流し脱力感に襲われたかを知らないんでしょうね。

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大人しくて真面目で闘志を胸に秘める本当にオリックスらしい選手でした。

10年間ありがとうございました!!




戦力外通告
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6 大村 直之  外野手 34歳 (2009~2010)



今シーズンは1軍での出場は2打席のみ。オリックスでの2000本安打は達成と成りませんでした。




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7 濱中 治  外野手  32歳 (2008~2010)



移籍3年目。練習の取り組み方も変わり、2軍でもシーズン通して主軸を打ち、

そこそこの成績を残して、良い意味で虎色を脱色しオリ色に染まってきているなと思ってたんですが。

阪神時代に濱中を放出した岡田監督に2度目の放出をされたという形になりました。

個人的にはあと1、2年は見たかったです。


2年前の高知春季キャンプでの濱中フィーバーが懐かしく思います。
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このときオリックスでどんな活躍をしてくれるんだろうと多くのファンが思ったはず。

本当に濱中の居る所にはスゴイ人が群がっていましたからね。

最近ではのどかな北神戸で常連のおっちゃんの格好のヤジの標的に(苦笑)


オリックスで放ったホームランは15本。

移籍後初ホームランが逆転満塁ホームランだったり、

杉内投手のBs連勝記録を止めるホームランだったり、

雨のスカイでの逆転ホームランだったり、

去年の1試合2本の先制&サヨナラホームランだったり、

いい所でホームランを打つ選手という印象が強いです。




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13 清水 章夫  投手 35歳 (2007~2010)



今シーズンは1軍登板なし。2軍でも5試合の登板に止まりました。

清川サイドスロー工場でサイドに転向後、貴重な左殺しとして大石監督を助けました。

岡田オリックスでも手薄な左の中継ぎ陣を助けると思ってたんですが。残念です。




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34 本柳 和也  投手 34歳 (2002~2010)



青波を代表する魂のセットアッパー散る。

今シーズンは2軍で登板すれば打たれるという印象でしたし、

全盛期見せた魂のピッチングが年々できなくなっていっているのを感じていました。


浸透しているように紳士で同僚にもファンにも本当に優しい選手で慕われていましたが、

マウンドに1度上がればガムを噛みながらダルそうに相手を威嚇して投げる。

個人的にはこのギャップが堪りませんでした。
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こういうサインをしながらファンと談笑するシーンもよく見られました。

2004年にBW選手が選ぶ「礼儀正しい人No1」と

BWファンが選ぶ「ファンに優しい選手No1」の2冠を受賞し、

「Mr.良い人」というあだ名もつきました(笑)


9年間、魂のピッチングと良い人ぶりが最高でした!!



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53 相川 良太  外野手 33歳 (1999~2010)



今シーズンは監督も代わってチャンスもあったのに、

こういうシーズンに限って打撃不調に加えてケガで長期離脱。。。

今は若武者については多くを語りたくない気分。(←なにかっこつけてんねん)



まだまだ寂しい季節は始まったばかり。
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この季節を笑顔で終われることはないでしょう。