意地と意地
珍しく2日連続更新です。ちなみに明日も更新します(←地味に告知)
では由宇滞在2日目レポです。
球場に着くと、前日失点したカープの武内・富永の2投手が走りこみを行っていました。
ファンの間を走るこの光景も由宇ならでは。
「今シーズンもありがとうございました」と両軍の監督・マネジャーが律儀にお辞儀。
2012.09.06 ウエスタンリーグ公式戦
26回戦(最終戦) @広島東洋カープ由宇練習場
選手たちも今シーズン最後ということで各々仲の良い選手同士が話していましたが、
このカップルだけは違う別れの惜しみ方をしていました。
元ブルーウェーブの2人。何年経っても青波愛で結ばれているんですね。
オリックスの先発は前回登板で2回7失点KOされた近ちゃん。
何度もボールを見つめて集中力を高めます。
まだまだ本調子にはほど遠いですが、
前回登板よりはキレもよくチェンジアップも良く決まる。
粘っていましたが、5回ウラ
連打でランナーを溜めると、ショート堤くんのタイムリーエラー。
ついに1点を献上。
堤くんが気まずそうな表情をしてますが、今のうちはミスも勉強のうちですね!
近ちゃん、なんとか5回を1失点と先発の仕事を果たしました。
打つ方は、カープ先発・梅津投手の前に7回まで1安打に抑えられる。
梅津投手にはいつも抑えられている気がしますけど。
ヒマな展開だったので、周りの草むらを散策してたら、
この球場にもヘビが出るんですね!
あじさいにも、まむしが出るみたいですし、この試合はベビダービーですね(笑)
クネクネのスネークヘアーの長峰様が、
2イニングを無失点に抑え軽快に戻ってきます。
そして、8回表
梅津投手が突然ストライクが入らなくなり、深江くんを歩かせ、
ここで代打・竹原直隆
追い込まれても際どいボールを見極め、四球。
貫禄勝ち。
そして、この
ドヤ顔
2012年のドヤ顔・オブ・ザ・イヤー最有力候補です。
ノーヒットで1アウト2,1塁のチャンス。
バッターはこの日唯一のヒットを放っているルパン。
打球が1,2塁間を抜ける~!!
前進守備を敷いていましたが、サードコーチャー・シモヤマン、深江くんの足に賭けて回す!!
ライト土生選手から、いいボールが返ってきた!
タイミングは完全にアウト!
が!!
タッチを避け、會澤捕手の背後に回り込む!
「ノータッチ!セーフ!!」
この瞬時の判断能力!これぞ走塁のスペシャリスト!!
「さすがぁ!深江ぇぇ~!!」とシモヤマンも深江くんを称えていましたが、
打ったルパン、回したシモヤマンやドヤ顔の竹原さんや投手陣の粘投など、
みんなの頑張りがこの1点に繋がりました。
さらに1アウト3,2塁のチャンス。一気に逆転と行きたいところで、
2番三ツ俣くんに代打・高橋信二
試合中盤以降、投げる度に「オラッ!」とか「アァ!」とか声を出しながら気合で投げる梅津投手。
再び気合を入れ直し信二さんを力で捻じ伏せる2アウト。
次に迎えるは3番シンタロー。
ケガで育成枠選手になり、再び這い上がってきた37歳のキクさん。
鬼の形相で得意のスライダーを連投!!
シンタロー完全に翻弄され、手も足も出ず・・・。
オリックスにいた頃を思い出させる闘志漲るピッチング。これはもう完全復活ですね。
意地と意地がぶつかった8回の攻防でした。
その後、両者一歩も譲らず。
広島 1-1 オリックス
息詰まる熱戦はドローとなりました。
完全に完封ペースだった梅津投手から終盤追いついたので価値あるドローだと思います。
これで今シーズンのカープとの対戦は終了。
カープとの対戦成績 13勝7敗6分
カープとはシーズン中盤まで熾烈な首位争いをしている時、
昨シーズンは最終戦まで最下位争いをして、今シーズンも2位争いと、いつもいい戦いを演じてくれます。
由宇での2日間はあっと言う間に過ぎ去って行きました。
「あの優しかった場所は今でも変わらずに僕を待ってくれていますか♪」って歌いたくなる、
自分にとってはそんな場所。
いつになっても変わらない優しい場所。
激長遠征記、最後までお読みいただき本当にありがとうございました!!
番外編は書けたら、忘れた頃に書きたいと思っておりますが。