青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

ドラマティックに牛若丸

3月3日に1ヶ月以上に渡る宮古島キャンプを打ち上げて3日。
 
休む暇なく、今年も戦いは始まりました。
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2013 ウエスタンリーグ春季教育リーグ
開幕戦  @阪神鳴尾浜球場
 
 
 
宮古の灼熱の陽光を浴びて黒焦げになった選手たちが鳴尾の冷たい浜風を身体の芯から感じて、
 
体調面で心配でしたが、そうも言ってられません。
 
 
新たな選手、新たなコーチ陣、そして新たな監督が就任し、
 
弓岡オリックス 新たな船出です。
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昨日まで1軍に帯同していた駿太くん、三ツ俣くんも元気にスタメン。
 
ベテラン選手と共に育成選手が3人もスタメンに名を連ねるのは新たな形。
 
 
今日注目した選手は、
 
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育成ドラフト2位入団 117 西川拓喜 外野手
 
育成選手ながら、森脇監督からも期待される新星スピードスター。
 
1番センターでスタメン出場
 
第1打席
 
阪神先発スタンリッジ投手のファーストストライクを狙い三遊間を破るヒット!
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もちろん盗塁を狙う。
 
スタンリッジ投手の執拗な牽制を受けながらも、
 
走る!
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これはタッチアウト。
 
誰もが走ると思っている中でのトライはベンチが西川くんの足を信頼しているということですね。
 
 
第2打席
 
初球にセーフティーバントをしかけるもファールで3球目。
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ピッチャー返しでセンター前ヒット!
 
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またスタンリッジ投手の牽制を受けつつも、
 
スタートを切る!
 
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捕手の方を見るこの余裕さ。
 
タイミングはアウトっぽかったですが、捕手の送球が逸れて、プロ初盗塁を記録。
 
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その後もちょこまか動きまくってスタンリッジ投手をイラつかせることに成功。
 
 
そして守備でも、右中間への打球を背走キャッチも魅せ、守備範囲の広さもアピール。
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溌溂としたプレーや果敢に塁を狙う姿勢、ファートストライクを狙う積極性から感じるハングリー精神が、
 
森脇監督が紅白戦でいきなりスタメン出場させたということが頷けました。
 
今日は4打数2安打。
 
 
 
球団初の打者の育成選手から支配下登録へ。見ていて飽きない超新星が現れました。
 
 
 
古川くんが2失点を喫し、2番手で背番号121が登板。
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2記事連続登場の伊原くん。
 
5回から4イニング。
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被安打2 無四球と危なげなく、今回も結果を残しました。
 
 
1軍と同じく打線が繋がらないオリックスですが、
 
伊原くんの好投が流れを変えました。
 
7回表 T2-0Bs
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マウンド上は歳内投手。
 
辻さんのヒットから、駿太くんも続く。
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西川くんに負けず、駿太くんもマルチ安打。しっかり振れてます。
 
 
アウトランナー3、1塁
 
バッターは、「牛若丸2世」と呼ばれた弓岡敬二郎監督とほぼ同じ身長・体重の
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堤裕貴  昨シーズン成績 打率.184 本塁打0 
 
引っ張った当たりは
 
伸びて伸びて
 
風にも乗って
 
 
入っちゃいました!
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あの堤くんがホームランやと!!
 
ベンチもファンも驚きの値千金の逆転3ラン!! T2-3Bs
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本人が1番驚いたかもしれませんが、まぐれではなく、毎日苦しい練習で培ったモノが出た瞬間でした。
 
弓岡監督は自分のことのように喜んでましたし、「牛若丸2世」と呼ばれたご自身と同じように、
 
身体が小さくても伝説に残る選手に育て上げて欲しいと思います。
 
 
 
伊原くんの後に9回クローズを任されたのは、
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ドラフト5位入団の 森本将太 投手
 
 
174cmと小柄な身体ですが、全身を使って繰り出すボールのキレには驚きました。
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岸田護投手に似たスナップで伸びのあるストレートに鋭く曲がるスライダー。
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ヒット1本打たれるも、アウトは全て三振で奪う!
 
1年間クローザーを任せてみてもいい逸材だと感じました。
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阪神 2-3 オリックス
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今年観戦1試合目からこんなドラマティックな試合を見れるなんて。
 
 
光った新戦力、1つのチャンスに懸ける投手の好投、伏兵の1発だけじゃなく、
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終始声を出し続けた選手、それを鼓舞し続けたコーチ陣みんなが役割を果たしました。
 
 
試合後もバットを振る選手たち。
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若い選手たちを支えるのは、若いコーチ陣。
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コーチになっても笑顔溢れる北川コーチ。
 
育成インストラクターになった小川さん。
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コーチから積極的に選手に声をかけているので、
 
選手とコーチの距離が近く感じます。
 
 
そして、阪急・オリックス一筋32年の弓岡敬二郎監督。
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若い選手たち、コーチ陣を導き、どんなドラマを見せてくれるのか楽しみです。
 
 
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
 
今シーズンもよろしくお願いいたします!