青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

灯を燈す 3.11

半旗が掲げられた雲ひとつない青天の神戸。
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2014 ウエスタンリーグ春季教育リーグ
@神戸サブ球場
 
 
 
武田くんがタメ口で話しているところを初めて見た。
イメージ 29 そりゃ先輩になったんですもんね。
 
 
若手の輪から1人外れる男。イメージ 2
 
前日から復帰した
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いきなりの2本の二塁打を放つとは、さすがはミスター二塁打
 
赤川コンデショニングコーチが見守る中、ダッシュを繰り返す。イメージ 12
 
まだ左足を気にしながら、といった感じ。イメージ 4
 
それでも2日連続で3番DHでスタメン出場。
 
 
今季から中日の2軍監督に就任した佐伯監督は、尽誠学園高・大商大の先輩。
 
佳知から佐伯監督に挨拶に行くシーンもありました。イメージ 5
 
44歳の若監督ですな。
 
 
マウンド上にはさらに年長者が!!
 
山本昌 投手 今年49歳。
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今年49歳 vs 41歳
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教育リーグの趣旨を大いに逸脱した対決 第1打席。
 
早々に追い込まれるも、ファールで粘る。
 
2人の対決に球場内も固唾を飲んで見守る。
 
写真を撮り忘れるほどの両者の鬩ぎあい。
 
フルカウントになっても数球ファールで粘る。
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山本昌投手が佳知に投じた11球目(多分)
 
伝家の宝刀スクリューでバットが空を切る。
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第2打席
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2人の対決をまた楽しもうと思った矢先の初球打ち。
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ショートポップフライ。
 
2打数無安打。
 
今日の感想 
まだ左足を若干気にしている。
 
谷佳知は、
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やっぱり神戸が似合う。
 
 
試合前に捧げた黙祷。
 
 
 
3.11を誰よりも特別な思いでいたであろう選手。
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園部聡くん

園部選手は福島県いわき市出身。中学時代に同市の選抜チームで5番を務め、全国大会ベスト8入りを果たし、県内の名門・聖光学院に推薦入学を決めた。ところが、2011年3月11日、中学の卒業式を終えて友人宅で談笑している最中、激しい揺れに襲われた。本棚や食器棚が倒れ、恐怖で足がすくんだ。急いで帰宅したが、家の中はめちゃくちゃ。余震におびえながら夜を明かし、部屋の片づけをしていると、ニュースを見ていた母親の知子さん(53)から「原発が爆発した」と知らされた。福島第一原発は約60キロ先。「母を守らなければ」と知子さんを連れ、兄が住む川崎市内のアパートに避難し、約2週間滞在した。
 「こんな状況で野球をしてもいいのだろうか」。高校生活が始まった4月1日、自問自答しながら野球部の寮に行った。県内外から集まった約50人の新入生は皆、甲子園やプロ入りを目指し、闘志をむき出しにしていた。「地元出身者として負けられない」と気持ちを切り替えた。身長1メートル84の恵まれた体を厳しい練習で鍛え抜いた。     
(読売新聞より)

 

 

いきなり2アウト満塁のチャンスで佳知の代打で登場。
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ここまで8打数無安打5三振と早くもプロの洗礼を受けている園部くん。
 
押し出しを選び、プロ初打点を記録。
 
 
時を差す。14時46分
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東日本大震災から丸3年。
 
その時、
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園部くんはネクストにいた。
 
 
第2打席 
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振り抜いた打球は、左中間を深々と破る!
 
ついに出たプロ入り初ヒットが貴重なタイムリー!
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ようやく笑顔!
 
これまで静かだったオリックスベンチが一斉に盛り上がった。
 
プロ入りしてからも合同自主トレで別メニューで出遅れたりと、
 
苦悩していた園部くんをみんなが祝福する。
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先発・八木投手の炎上で一時5点あった点差が、
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園部くんの一打をきっかけに続く。繋がる。
 
同じくルーキーの吉田雄人くんのタイムリー2ベースで逆転!
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北川コーチも大興奮でした。
 
山本昌投手に手も足も出なかった打線が、
園部くんの一打から一気に爆発。
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もしかしたら、これが今年のベストゲームになるかも?な大逆転劇。
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園部くんにとって3.11はまたひとつ特別な日になったのかもしれません。
 
 
3.11 祈りの日。
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もう3年。まだ3年。
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東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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来年1.17で20年を迎えるこの地より。
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