古き良きを知り、マジックを感ず
初めて見たのに
どこか懐かしい、
浪漫を感じさせる被写体。
明治から昭和初期にかけて近代日本を支えた港町。
穏やかに流れるBGM、波の音、船の汽笛。
この町に魅了されるのに時間はほとんと要さなかった。
九州で福岡市に次ぐ人口96万人の政令指定都市・
福岡県北九州市
工場とまちが近接している風景。これがこの街の特性。
2015 パ・リーグ公式戦
10回戦 @北九州市民球場
築57年の歴史ある球場
1番驚きましたのが、外野の入り口が1ヶ所しかない。
ライトスタンド確保を狙うホークスファンがほとんどでしたが、
とんでもない長蛇の列が伸びていました。
札幌から北九州への大移動に成功した黄金軍団。
長旅ご苦労様でした。
内野スタンドと外野スタンドの間にあるブルペン。
風通しも悪く試合が見れるモニターもないレトロ感たっぷりのスペース。
先発の松葉くん。
西日が鋭く刺さる。
受けるのはこの日から1軍復帰即マスクのヒカル会長。
最強の天敵 大隣憲司
昨シーズン全敗で1点しか取れてない、
今シーズンも2戦全敗で1点しか取れてない。
先発・大隣投手
と聞くとどうしてもネガティブになってしまいますが、
西野真弘 第2号ソロ!
ダッチも2号ソロ!
すぐに同点。
両翼92mの外野フライが上がれば何かが起こるというワクワクヒヤヒヤな球場。
レフトの竹原さんもずっとフェンス際にポジショニング。
再びビハインドでもこの球場では何かが起こる。
ダッチの同点タイムリー。
打率2割に満たなかった打者が5打数4安打2打点。
今や全国のオリ姫を虜にする彦星。いや、
「平成の火野正平」こと西野真弘
何と4打数4安打1打点2盗塁4得点の大暴れ。
この日も九州のオリ姫だけでなく九州全土の女性たちを釘付けにしました。
帰ってきたヒカル会長の犠飛で勝ち越し!
そして一生さんの2点タイムリー。
これは夢じゃなかと思うほどの光景。
オリックス相手に大隣投手が肩を落としている。
正直言って新大阪からの新幹線の中で今日は1点も取れないんちゃうかな?
ってネガティブシンキングが頭の中をループしていた。
浴びせた11安打6得点。夢にまで見た大隣投手KO!
史上初!?の振り逃げで3塁まで進塁。
工藤監督の長い抗議の後のヘル兄のハーフスイングで
今度は森脇監督の抗議。
「いざゆけ若鷹軍団」が流れる中、
少数精鋭のオリックスファンもみんな立って監督の抗議を見守っていた。
風船が飛ぶのと同時に抗議終了。
花火はビジターファンから見難い場所に打ち上げされるのが主流。
例にならってでした(笑)
そして、視界不良により試合中断。
色々あった試合ですが、最終回は佳寿があっさり火を消してくれました。
魔の火曜日、久々に勝利!
ヒーローは中村一生!!
音声流してもらえず残念でしたが、最高の笑顔で応えてくれました。
古き良きを時代を感じさせてくれた北九州市民球場。
モノクロにしたらどんな写真でもレトロ感はでます(笑)
57年前にこの球場での初ホームランは
ホークスはこの球場で7連敗。
オリックス・バファローズはそのうち3戦3勝。
この場所ではオリックスに見えない力がマジックがかかっているのでしょう。
それを感じることが今回の旅の最大の目的でした。
巻き返しのきっかけにしたい。
と思いながら博多へ移動したのでありました。