青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

「未完」の記事

2015年7月 大阪・長居
 
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Mr.childrenの野外ライブに行きました。
 
言わずと知れた日本最高のエンターテイナーの4人が創り出した空間に、
 
5万2000人という大観衆が酔いしれた。
 
なんと言いますか、ミスチルのライブが初参戦でしたが、
 
全てに圧倒されっぱなしでした。感想はそれだけ(笑)
 
 
今ツアーのオープニングアクトソングでもあった「未完」という逸曲。
 
この曲を聴くと、歌詞から引退間際の野球選手を歌ったものかなと思える所もある。
 
「いっそ飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」
 
そう思ってしまったのは7月29日vsFs@神戸 3回表
 
田中賢介選手のボテボテのライト前ヒットで1塁ランナーがホームまで生還。
 
1塁ランナー中島卓也選手の好走塁!と実況も言うてましたが、
 
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あれはどう見てもライトの怠慢守備。と同時に身体の限界も強く感じた。
 
 
 
 
1996年秋のドラフト会議。
 
リーグ連覇したブルーウェーブに入団した5名の選手。
 
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話題は球界初の国立大学出身でドラフト1位指名を受けた 杉本友 投手
 
「この子ええ顔してるわ。今日からこの子のファンになる」と
瞬間的に杉本友ファンになった祖母の言葉を今でも覚えています。
 
 
一方の少年A(OKU)はまだまだ、みんな大好きイチロー田口壮
 
目を奪われる日々。振り子打法なんか毎日マネしてましたからね。
 
 
イチローより1学年上やのに、
イチローに怒られ、
イチローにイジられ、
イチローが髪を気にしている後ろで、ボサボサの頭で映りこむ。
 
 
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イチローのようなスター性もない、
田口壮のような爽やかさもない、
福良淳一のような堅実性もない、
藤井康雄のようなアーティスティックさもない、
高橋智のような豪快さもない、
 
 
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その親近感が谷佳知の魅力であると気付いた時、少年Aは小遣いで、
 
谷グッズを買って学校に持って行った。
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そこから少年AがおっさんAになるまで、谷佳知をかなり贔屓目で見てきました。
 
 
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シーズン最多二塁打日本記録樹立。
 
 
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親近感を残したまま、想像以上のタイトルを獲得。
 
チームが過度に低迷する中で、チームを引っ張るその姿に、
 
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いつしか、「ミスター・オリックス」と呼ばれるようになっていました。
 
 
 
2005年、2006年新チーム、オリックス・バファローズになってからは、
 
成績を落とし、軸足コンパス三振、初球ポップフライ、外野での失策が目立ち、
 
ヤジはもちろん、ちょっとしたブーイングも起こっていた。
 
この時の印象が残っているファンは少なからずいる・・・(笑)
 
 
2007年から東京へ。
 
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トレードにショックはありませんでした。
 
常勝軍団に入れば、佳知がどう変わるのかが逆に楽しみでした。
 
リーグ優勝5回、日本一2回を経験。
 
 
 
2014年。
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背番号10が還ってきた。
 
年齢を知らなくても、スイング、キャッチボール、ダッシュを見て、
 
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終わりは近づいて来ているというのを近くで久々に見て感じた宮古島の春。
 
それでもその魅力は変わらなかった。
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ファンと近い2軍の球場でファンの声援にはほとんど応える。
 
 
2015年。
 
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オリックス復帰後初打点初のお立ち台。
 
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もうこれを見れて十分だと思った。
 
2000本安打を達成しないと完結しないストーリーなら
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これは未完のまま終わることになる。 
 
 
 
2015.10.03
 
全体練習に姿を見せませんでしたが、
 
主力選手がベンチに引き上げ、全体練習が終わりに近づいた時、
 
グラウンドに姿を現した。
 
ちょうどその時、Mr.chidrenの「未完」がドーム内に流れていた。
 
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もうユニフォームを脱いで自由を手にしたらいい