小さな勇者の大きなBrave
完全な雨予報だったのに、
この灼熱の太陽。
ブレービーさんも完全にバテておられます。
THE ORIGIN of Bs ~蒼き勇者の閃光~ 2016.09.04
第2戦 @ほっともっとフィールド神戸
2日連続でサブマリンを見ることは贅沢。
選手会長として、チームの顔として毎試合マスクを被れない状況で、
2人との対面で、もどかしさが表情にさらに出てしまったように感じた。
どうすればこの状況を変えることができるのか。
先発・山崎福也 #17
エースナンバー 時を超え。
2番手で登板
ユニフォームを何着ようが、
優勝を争っているチームと最下位を独走しているチームの力の差というか、勢いとモチベーションの差がはっきり出る。
前の席で親子が観戦していた。
小学生くらいの子がイニング間に選手からボールをもらおうと声をかけるも、
声が小さく選手は向いてもくれない。
他の子はもらえているのに、その子だけはもらえない。
お父さんが助けてあげたら良いのにと思っても、
お父さん自身も大人しいタイプの方。
Bs 1-7 F 6点ビハインド
「お父さん、何で元気ないん?諦めてるの?諦めたらあかんで!」
少年がお父さんを励ます。
イニング間、勇気を振り絞って、シート最前列に行き、もう一度選手に声をかける。
すると、鈴木昴平選手が走りながら、少年にボールを手渡し。
喜び爆発か!と思いきやボールを握り締めて号泣。
それを見たお父さんも号泣。親子2人で寄り添い合って涙を流す姿。
それを見ていた老夫婦も揃って号泣。
それらを見たAOKUは・・・なんとか堪えた。
球団創設80年。こうやってファンっていうのは繋がって行くんだなと。グラウンドだけでなく、スタンドでも様々な名シーンが生まれます。
それだけでも、この球団の存在意義、価値があると思います。
それだけでも、この球団の存在意義、価値があると思います。
大商大シートとかフィールドシートは選手とファンが近い場所で、
こういったシーンが良く見られるのもこの席の醍醐味の一つです。
小さな勇者の大きな勇気に触発されたのか、7回ウラ
蘇ったブルーサンダー打線!
若月健矢!
糸井嘉男!
T-岡田!
中島宏之!
これで1点差!
さらに6番 大城滉二!
内野安打!!
5本のタイムリーで一挙6得点!
蒼いイナズマがハムを攻める。
泣き止んだ少年もお父さんも堪えたAOKUも大興奮の同点劇!
仁王立ちで試合は延長戦へ。
サヨナラホームランしか狙ってない画。
フルスイング・吉田正尚!
延長12回表
突然の豪雨。
一滴落ちてからの激しく降るまであっと言う間。これが自然の脅威です。
12回ウラ
今日エラーをして燃えていた西野真弘がライト前ヒット!
しかし、一時中断。
悔しそうにベンチに下がる西野選手が今でも印象的でした。
雷鳴。青い稲妻が稲妻を呼んだ結果となりました。
40分の中断。
ブレーブス 7-7 ファイターズ
12回コールド引き分け
今年日ハムが優勝できなかったら、この40分のせいと言っても良いくらい、
なんと言うか、無駄に粘った感じ。
これで、10年余り続いた自身の神戸フィールドシート全勝神話が止まりました。
惜しかったと言えば惜しかったし、良く追いついたと言えばそうですし。
神戸のファンに最後の挨拶。
ファンも選手もすっきりしない感じ。
全勝記録が止まったAOKUの気持ちを知ってか知らずか、
最後にブレービーさんがハイタッチしに来てくださいました。
青いBraves帽子は親に初めて買ってもらった野球帽。
それを映画館で忘れてきて、親に怒られて、
「もうなくさへんから、もう1回買って!」
「物を大事にしない子には買わへん!」
それ以来、その帽子との再会を果たせたことが、自分自身の今イベントだったかな。
ブレーブス、ブレービー、そして小さな勇者。
たくさんの勇気をありがとう。
1番大事にしなければいけないのは、過去の80年ではなく、これから先、
未来を担う、これからの者。
小さな勇者が将来どんな熱いオリックスファンになっているか見てみたい。