生涯忘れられない日になりました。
朝、都内のホテルにいたら、
会社から「4月からの人事異動の件」で電話がかかってきた。
イチロー選手に関することと、自分のことの
ダブル「この日が来てしまった」って感じ。
2019.03.21

東京の観光名所巡ったり明治神宮球場でオープン戦を観たり計画はしていましたが、
そんな気持ちになれず、試合開始6時間前に東京ドーム着。


想いをボーっと振り返っていました。
開門。


MLB OPENING SERIES 2019 TOKYO JAPAN
GAME2
チケット取った時は、イチローが試合に出るかも、
ベンチにいるかもわからない状況でしたが、

願いは届くものです。
エリア51 ライトフィールド。

本当に間近でした。

この席を用意していただけたのは本当に大きなギフトでした。
一挙手一投足を見逃さないように。
試合を楽しめる状態ではなかったですね。
メジャーデビューとなった菊池雄星 投手

日本人がメジャーリーグデビューした瞬間を観れるのは、
これまた誇らしい。
前日、イチローが退いた後は、両軍に平等な声援が送られていたと思いますが、
この日は投打共に日本人がいるため、アスレチックスの選手はやりづらかったと思います。
もう、何度見ただろうか、何度マネしただろうか。

そのポーズをあと何回見れるだろうか。
凡退して

守備に就くだけで大歓声。
第一打席が終わったくらいに、周囲がザワザワし出した。
ネットを開くと「イチロー 引退」の文字。

覚悟はしていたものの、いざ突きつけられると・・・。

試合中に・・・目の前にいるのに・・・。
イチローらしいと言えばらしい。
「やめないでくれ!」という声は上がってましたが、そこまで多くなく、
ファンも覚悟を決めて今日を迎えていたのは雰囲気でわかりました。
第2打席 増して万雷になる拍手と声援
スタンディングオベーション中、一打を放つ。

セカンドゴロ。

ため息も一瞬にして拍手に代わる。
2打席が終わり、前日の交代がよぎったのは全員。

守備に就き、アンパイアのプレイがかかったら大歓声。
この異様な光景を楽しめる余裕は自分にはありませんでした。

ライトフィールド上では、いつものルーティン。
第3打席
見逃し三振
第4打席

これはもう本当に最後の打席だと思いました。
試合展開がどうなろうとも。
今までたくさんの期待に応えて来てくれたから、ここで絶対に打て!とは言わない。

でもこの場面、イチローなら打つと確信はありました。

ショートゴロ。
しっかり見届けることができました。

キャッチボールをするイチロー。
でもベンチ内でサービス監督とコーチ陣が動いているのがわかる。

感謝の気持ちと
この瞬間に立ち会えて良かったという気持ちで、

熱い想いが全部出た。引くくらい。

イチローも引退するんやな。今でも信じられない。

長年、野球観戦していますが、これ以上のものはもう起こらない。
勝った、負けた、打った、抑えた、そういう類のことでは起こるものではない。
4万もの人が胸に秘めているものを全て表に出し切った、
とんでもないパワーを生み出した空間は
二度と経験できないものでした。

イチローと歴史的空間が去った東京ドーム。

エンドレスの延長戦へ。
この続きは、平成が終わるまでに書けたらと思います。