青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

異世界感

SMBC日本シリーズ2023を4試合観戦しました。

個人的に1番印象的だった

2023.11.02 第5戦 阪神甲子園球場

38年ぶりの日本一へと、沸く甲子園。

何度も甲子園の内野席で観戦してきましたが、

過去にないくらいの四面楚歌で、

それを囲む敵軍が

今までで最も狂暴で高圧だった。

 

それこそが日本シリーズ

オリックス・バファローズの勝利の瞬間を見ることができれば、

この日の全てが報われると願った1日。

先発・田嶋大樹

ヒット1本、四球1つで空気が一変する4万1000人の大甲子園で魅せたのは、

今季最高のタジでした。

 

 

ランナーを背負うと、

10人目の敵が加勢してくる。

 

空を見上げ、胸に手を添え、笑う。

この状況を楽しんでいる。

ピンチを切り抜けて、

納得の表情で戻ってくる。

 

甲子園は異空間ですが、

田嶋大樹の異世界感はもっと次元の違うところに在った。

 

 

激しく揺れるメガホンの間から映った1枚。

眠れないくらい悔しかった一敗。

 

この悔しさを来年晴らそう。

三連覇

2023.09.20 @京セラドーム大阪

 

超満員の京セラドームで、地鳴りのようなオリックスファンの歓声の中で、

優勝を決めてくれた。

 

オリックス・バファローズ 2023パ・リーグ優勝

リーグ3連覇!!!

本当に強くなった。

本当にファンが熱くなった。

09.19と09.23の間に刻まれた、09.20

偉業を成し遂げても、すぐに次の戦いへ向かっていた指揮官。

M2

2023.09.19 

オリックスvs 千葉ロッテ 21回戦@京セラドーム大阪

東晃平 の無双は続く。

 

 

終盤に調子を合わせてくるラオウの一撃

 

 

セデーニョ、久々の打点

 

阿部翔太の気合

 

 

平野佳寿の復活登板

B 3-2 M

優勝へのマジックナンバー

明日勝てばリーグ優勝。

本拠地での胴上げ、それは長年の悲願。

侍になる前

2023年2月 宮崎キャンプ

山本由伸

練習場所を変えるために移動すると、大勢のファンも移動する。

日本のエースを一目見ようと、由伸投手が練習している場所は

物凄い数のファンが密集する。

 

 

こちらも人気

宮城大弥

 

老若男女から愛される投手。

 

 

 

シーンとしたブルペンで1球1球確かめながらネットスローを行っていた

宇田川優希

 

その姿を見守っていたのは、

中嶋聡監督と中垣征一郎巡回ヘッドコーチ

 

この時も、厳しい声が飛んでいましたが、

それは日本の為、他球団に迷惑を掛けない為。

韓国戦のナイスピッチングを見て、安堵と大きな喜びがあったことでしょう。

 

昨年オリックスを何度も窮地から救ったように、

これから侍ジャパンでも示してくれるでしょう。

昨日の敵は今日の友

森友哉 捕手

直向に練習に励む。

 

投手には積極的に話しかける。

表情は意外に豊か。

大人しめの中川圭太には恐る恐るボソっと話しかける。

 

若月健矢、石川亮、頓宮裕真、福永奨、中川拓真

ハイレベルの正捕手争いを制することができるのか!?

金髪とネックレスが目立つけど、

心優しく、熱い男。

地元・大阪、相性の良い京セラドームでファンを沸かせて欲しい。

歓迎と祝福

2023年2月

3年ぶりに宮崎県宮崎市清武町を訪れました。

 

清武町役場が、

 

清武総合運動公園が、

盛大に日本一を祝福してくれていました。

靡く日本チャンピオンフラッグ

数年前では考えられないほどの観客。

改めて「日本一」を実感。

リーグ3連覇、

球団史上初の2年連続の日本一へ。

中嶋聡 監督率いるオリックス・バファローズならできる。

We can do it.

新たなTRY

2013 春 宮古島

自分が若過ぎたので、練習の合間の選手にサインをお願いしてしまった。

今ではそんなことは絶対にしませんけど。

 

サインしてくれようとしましたが、

先輩選手に「今練習中なので、練習終わってからで」と

急かされて、申し訳なさそうな顔をしながら、次の練習へ。

 

こちらが本当に申し訳ないことをしたと反省しながら、

宮古島市民球場で練習を見ました。

 

全体練習終了後、その選手の方から、来てくれてサインをしていただきました。

 

その選手とは当時ルーキーの伏見寅威 捕手

嬉しさよりも、本当に驚きと興奮でいっぱいだったのを今でも覚えています。

右も左も分からない状態で、伊藤光捕手の後ろについて、

練習メニューをこなす。

プロに入って初めてのキャンプながらも、

大きな声と溌溂な姿が非常に印象的でした。

サトタツ投手(現広報)とのワンシーン。

 

ウエスタンリーグ開幕戦でプロ初安打を放つ。

それから10シーズン。

 

不遇、選手生命を脅かすほどの大怪我、リハビリ、

ほとんどが苦しい時間だったと思います。

試合に出れなくても、チームの先頭に立って、鼓舞する。

「不死身」とか「不屈」とかそういう言葉が

似合う男って男から見てもカッコよく映る。

いつしか、オリックスの精神的支柱に。

欠かすことのできない存在に。

最後に最高の仲間たちと日本の頂点に。

多くのチームメイトに慕われ、多くのファンに愛された選手。

周りへの影響力が非常にありました。

オリックスから色んな選手がFAで移籍していきましたけど、

このFA移籍が一番寂しい気がしますね。

本当にもう色々たくさんありがとうございました。

 

もがいて、耐えて、苦しんで、何度も立ち上がって、得た素晴らしい権利。

「夢追う男の物語」は故郷・北海道へ還る。

新球場で道民から愛されている伏見寅威 捕手との対戦が

今から本当に楽しみです。

北海道日本ハムでも23番を付けてくれるのが嬉しい。