雪降る町が生んだエース
今季観戦した試合の中で最も印象に残った試合は・・・・
Bsプレイバック2011 ~第1位~
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8月23日
今では真冬の寒波が襲っている雪国新潟。
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行った時は、収穫前の夏の新潟でした。
試合まで時間があったので稲わらを見つめていました(笑)
カッコイイポスター貼られてましたけど、この当時は・・・
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T-岡田・ヌッキー →2軍 スンさん →スタメン落ち
片岡選手 →ケガで戦線離脱中 涌井投手 →登板予定なし
このポスターの中で試合に出場したのはナカジ選手だけでした・・・(笑)
ここで達成!
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1/1000000 に貢献しました(笑)
田口さんが5打数3安打2打点の孤軍奮闘。
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最後の「田口」コールになるとは。
生まれ育った新潟でプロ入り初の凱旋登板を果たした千尋。
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長野から駆けつけた後援会の方々、地元新潟の方々の声援を受けて、マウンドへ。
生まれた故郷にプロ野球のチームのエースとして帰って来て、
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そのチームの大連敗をここで止める。
その最高のシュチュエーションを見れると確信しながら、大阪を発ちましたが、
激しさを増す雨。
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止まらない獅子の猛攻。
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待っていた結果は
今季ワーストの被安打9 自責点7
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それでも降板してベンチへ戻るときに起こった新潟の方々からの温かい拍手。
本編でも書きましたけど、
スタンドにいた千尋のお祖母様が傘も差さずに、
濡れながら祈るように応援されていたのが、
何かずっと忘れられないんですよね。
自分がおばあちゃん子っていうのもあるかもしれないですけど。
思えば、
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このピッチングの後、右ヒジに違和感訴えて、
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遊離軟骨の除去手術。開幕絶望。
5月14日 @高知市営球場
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たまたま遠征した高知での2軍戦に先発登板。
6月5日 @阪神甲子園球場
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1軍復活登板で初勝利。
10月18日 @京セラドーム大阪
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忘れられない144試合目の涙。
「ファンの皆様への申し訳なさ」から出た涙だそうですね。
エースだからこそ感じる責任感。
エースしか感じることのできない勝利への重圧・ファンからの期待。
エースだからこそ、岡田監督も144試合目の先発に起用。
「千尋が打たれたら仕方ない」とファンやチームメイトに思われるということは、
エースだという証拠であります。
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リハビリで開幕が2ヶ月遅れても4年連続の二桁勝利できるのは
やっぱりエースたる所以ですね。
そのエースに球団がつけた評価はたったの1500万円増。
これにはガックリきました。新外国人に7億も払う金があるなら・・・・
って言わざるを得ません。
ケガを乗り越えて、重圧を乗り越えて、涙を乗り越えて、1勝の重みを感じて、
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来季はさらに成長したエース・金子千尋が見れることでしょう。
ということで今年観戦で1番印象に残ったのは、
雨の中、祈るように濡れながらお孫さんと一緒に戦っていた
金子千尋投手のお祖母様でした。
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