自動車ダービー

今日は最後の秋季キャンプ見学をする予定でしたが、生憎の雨。

ということで行き先をもう一つの本拠地球場へ変更。

冷たい雨は心にも染みる２００９　(アメトークより)

熱戦が続いている日本選手権も１回戦最後のカード。

最後にして今大会屈指の好カード。１回戦で一番見たかった試合。

まぁキャンプの方が見たかったですけどね(TiiT)

第３６回社会人野球日本選手権大会

日産自動車(関東)　ｖｓ　トヨタ自動車(東海)

大会第６日目　第１試合　　＠京セラドーム大阪

日本を代表する大手自動車メーカー同士の対決。

自動車クラシコ、自動車ダービーです。

野球部の話にすると、今大会を最後に休部をする日産野球部と大会３連覇を狙うトヨタ野球部、

というどれをとっても注目の好カード。

スタメンも発表され両軍の応援団もボルテージが上がってきました。

１２：００

トヨタ１番荒波翔選手のイチローポーズで激戦が幕開ける。

色々な問題があってドラフト指名が受けれなかった荒波選手。

嘆いている暇はない。

ハンカチ王子よりも高い評価を受けるためにこの大会と来年１年が勝負です。

トヨタの先発は、

東京ヤクルトスワローズからドラフト１巡目指名された中澤雅人投手。

社会人Ｎｏ１左腕を見れるのを楽しみにしていましたが、

今日は制球難で四球を連発。

３回ウラ　その四球をきっかけに日産に先制を許す。

４回ウラ　本調子の出ない中澤投手から

鋭い打球が無人のライト下段席へ！

４番ファースト　人事部所属！！小山選手の豪快なソロアーチ！貴重な追加点。

日産２－０トヨタ

この人事部の一撃で中澤投手をＫＯ

代わりにマウンドへ上がったのは、

千葉ロッテマリーンズに２巡目指名された大谷智之投手

中澤投手とは逆に大谷投手はさすがのピッチングで日産打線を沈黙させる。

この投手、予想以上に強敵となりそうです・・・

ちなみに

同じく千葉ロッテマリーンズに１巡目指名されたトヨタの荻野貴司選手は、

４打数無安打　守備機会もあまりなく見せ場がありませんでした。

この試合に負ければ休部の日産。

絶対に勝つという気持ちで王者に向かっていきます。

日産エースの石田祐介投手

気持ちで強豪トヨタを６回被安打１に抑える。

しかし、７回表　大谷投手の好投で流れを引き寄せたトヨタがついに反撃。

４番広瀬選手、

５番元阪神タイガースの的場寛一選手の連打。

さすがは元プロ。４打数３安打も猛打賞と存在感を示す。

そして、６番佐野選手。なんとまさかの逆転３ラン！！

なんとまぁ・・・

日産２－３トヨタ

日産の石田投手１球に泣きマウンドを降ります。

日産にとっては絶対絶命。

「日産野球　まだ終わらせない」という横断幕を掲げている人がいましたが、

終わりたくない。終わらせない。という気持ちは選手が一番思っていること。

しかしその前に立ちはだかるのは難攻不落の大谷投手。

やはり手も足も出ない。

気付けば９回ウラ　２アウト　ランナー２塁

最後のバッターとなってしまうのか？須田選手

ボテボテのセカンドゴロ・・・この試合の殊勲者セカンド佐野選手捕球、万事休す！

おっ！お手玉！！その後送球するも１塁セーフ！３塁１塁！

ここで今日無安打の北川選手に代えて　代打　南選手

キャッチャー、ワンバウンドボールを弾く！その間に３塁ランナー生還！

なんとワイルドピッチ！土壇場で同点！！日産３－３トヨタ

まだ１塁側日産応援席が喜んでいる中、次の球をセンター前へ！

大逆転サヨナラ！！

日産自動車　４ｘ－３　トヨタ自動車

あっと言う間の逆転劇で写真がブレまくってます(ﾟдﾟノ)ノ ﾋｨｨ!!

少しでも長くこのメンバーで野球がしたいという気持ちが奇跡を起こした！！

勝者がいればもちろん敗者もいる。

肩を落とすトヨタの佐野選手

逆転３ランを打って、最後はお手玉とまさに天国から地獄へ。。。

佐野選手の３ランがなければ多分トヨタは完封負けしていたと思うので、誰も責められません。

ほんまに何が起こるかわからないのが野球。

何が起こるかわからない２００９(アメトークより)

って毎年のことやろ(笑)

優勝したかの様に紙テープが飛び撒くってます。

トヨタの３連覇を砕いた日産は２回戦でまた強豪パナソニックを対戦します。

日産自動車硬式野球部にはこのまま優勝してもらって、最高の有終の美を飾って欲しいと思います。

キャンプレポ以上に白熱してしまった自動車ダービーレポでした。

帰りに、今日は店員より客の方が多かったＢｓＳＨＯＰに行って、

来年のファンクラブ入会手続きをしてきました。

自分は日々平凡な人生を歩んでいるのでレギュラー会員。

レギュラーな人生２０１０