青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

「最後まで逃げずに戦う」って・・・

オリックス岡田彰布監督の今季限りでの退団が正式決定。
 
それでも監督は、
 
「オーナーから最後まで指揮を執ってくれと言われたので、監督として最後まで逃げずに戦っていく」
 
と強く選手とファンに約束してくれました。
 
 
 
 
 
 
退団が決定してから3日。初めての本拠地での試合。
 
お仲間様からオリックスベンチが良く見える3塁側ライブ指定を用意していただいて、
(↑いつもほんまにありがとう!)
 
岡田監督の逃げずに戦っていく姿をしっかり目に焼き付けようと思って、ドームに来ましたが・・・
 
 
 
 
「当初、岡田彰布監督に今シーズン終了まで指揮をとっていただく予定でしたが、昨日最下位が確定したこともあり、来シーズンを見据えたスタートをいち早く切りたいということから、本日、岡田彰布監督にその主旨を申し上げ休養していただくこととなりました」
 
・・・・
 
 
休養!?
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2012 パ・リーグ公式戦
21回戦  @京セラドーム大阪
 
 
高代ヘッドコーチ共々、いるはずの場所に姿はありませんでした。
 
森脇チーフコーチが監督代行として、今日から残り9試合の指揮を執ります。
 
森脇オリックスの初戦は奇しくも森脇コーチと因縁のあるソフトバンク
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因縁の相手との握手に照れ笑い。
 
森脇コーチはソフトバンク時代の2006年にも王監督が休養した際に監督代行を務めているので、
 
史上初2球団での監督代行ですね。
 
 
 
試合前にはいつもの通りノッカーを務め、
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攻撃時には3塁コーチャーズボックスに立ってサインを送る。
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そして今日からは主審に交代を告げる。
 
 
岡田監督の時はなぜか山田バッテリーコーチがマウンドへ行っていましたが、
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やっと星野投手コーチがマウンドへ。
 
 
今日の1番のお目当ては、本拠地初スタメン!!
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30 三ツ俣 大樹
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夢見ていた京セラドームの初打席で!
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センターオーバーの2ベースヒット!
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思い切りのいいスイングで元気のないチームを鼓舞。
 
同期で仲の良い駿太くんがケガしている間に1軍で存在感を見せ付けました。
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9回表の守備でエラーを犯してしまい、
 
小松さんに謝りに行く三ツ俣くん。
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これも貴重な経験となることでしょう。
 
 
 
 
12連敗を阻止とマウンドに上がった背番号12
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粘りのピッチングも、5回途中で降板。
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交代を告げられても納得の行かない感じでマウンドに立つ尽くすヌッキー。
 
野中さんやゴンゾーが拍手で迎えてくれるも、
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普段感情を表に出さないヌッキーが悔しさを抑えきれず、
 
右手でベンチを強く叩き、しばらく俯く。
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オリックスで甦らせてくれて、初の開幕投手にも指名してくれた岡田監督のためにも
 
連敗を止めたかったというヌッキーの強い思いは自分の心に強く届きました。
 
 
 
レフトスタンドの相手チームのファンからは
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「おまえら(オリックス)勝ったって一緒や!」
 
「岡田監督どこいったんやぁ~~??笑」
 
という野次が聞こえました。
 
 
正直、負け続けてこんな言葉浴びせられて、悔しくて悔しくて溜まらへん。
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ファンがこんなに悔しかったら、やってる選手たちはもっと悔しい思いをしているはず。
 
でも今のチーム状況は個々の悔しさ・気持ちだけではどうにもならない状態。
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球団ワースト記録の12連敗。
 
 
試合終了から2分後、早くも明日に向けて話合う、
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森脇監督代行、佐竹コーチ、大島コーチ、小川コーチ。
 
 
ほとんどの選手が足早に引き上げる中、
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チャンスで2三振の小島くんと、失点に繋がるエラーをした三ツ俣くんが呆然として座り込んだまま。
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負けたことを自分の責任と感じているのか、中々立ち上がらず。
 
コーチミーティングを終えた森脇さんが「ほら、行くぞ」と2人の肩を優しく叩いて、引き上げさせたのが、
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今日1番印象に残っているシーンでした。
 
こういう悔しさを持っている選手がいることでチームは良い方向に行くと信じて、
 
明日は選手個々の悔しさ・気持ちが一つになることを願っています。
 
 
高卒ルーキーに手も足も出ずか・・・・。
 
プロ初の完封勝利を飾った 武田翔太投手
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その弾けるような笑顔・・・オリックスの選手に分けて欲しいくらいです(笑)
 
 
開門直後から何かしらのオリックスファンの怒号が飛んでいた京セラドーム。
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どれだけ連敗してもこんな気持ちにはなりませんが、
 
今日の岡田監督の「休養」という発表は本当に落胆しました。
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「最後まで逃げずに戦っていく」と岡田監督が選手とファンに約束してくれたのに、
 
そんな約束すら守ってくれない、守らせてくれないんですね。この球団は。
 
なんでいつもこうなんや。
 
それでも最後の最後まで戦い続ける選手たちを応援するのみです。