青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

壮途に就く

何度も来ても変わり映えのしない景色により、得られる安心感。
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高知市東部球場の秋季。
 
 
 
 
 
しかし、今秋は変わり映えしない景色の中に、その男は居た。
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田口壮2軍新監督
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オリックス田口監督」
 
 
 
というフレーズに長年待ち望んでいたファンはたくさんいる。
 
 
 
 
 
久々のBsユニフォームを姿に喜ぶ周囲に反し
 
 
 
 
 
本人は終始厳しい表情で情報収集に余念がない様子。
 
 
 
 
 
ノートは常に携帯。
 
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選手個々、チーム形態、先輩コーチ陣の指導方向、それだけでなく、
 
 
 
 
 
指導者としては新人。指導の仕方も未知な部分はたくさんあるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
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1軍クラスの選手には見向きもせず、
2軍の若手選手の球筋を黙って見つめる。
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佐野皓大、斎藤綱記、鈴木優、
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来季2年目を迎える高卒ルーキーにロックオン。
 
 
 
 
 
 
同じくオリックスに復帰した酒井勉1軍投手コーチと話を交えながら見る。
 
 
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指導の仕方等も教わっていたのでしょう。
 
 
 
 
ブルペンからメイン球場への移動中も険しい顔つきノートを見直し、
 
 
 
 
 
頭の中で新たな発見の確認作業中。
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それをファンは邪魔することはできない。してはいけない。
 
 
 
 
 
 
NHKで爽やかにメジャーリーグの解説している田口壮
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ここにはいなかった。
 
 
 
 
 
 
再びメイン球場へ。
 
 
 
 
 
 
 
1年間共に戦う竜太郎2軍打撃コーチと共に
 
選手たちのフリー打撃を見守る。
 
 
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この日は選手に直接アドバイスを送ることなく、
 
 
 
 
情報収集とコーチ陣とのコミュニケーションを積極的に図る作業で
 
 
 
 
 
田口監督の1日は終わりました。
 
 
 
ただ奥浪くんの体型は気になっているご様子でした。
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2016年、田口オリックスの命運を握る1人であることには間違いなし。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オリックス入団1年目に「イップス」になり、送球ミスを繰り返す。
 
 
 
そのストレスから「突発性難聴」を発症した。
 
 
 
それを助けてくれたのは同僚の先輩たち。
 
 
 
何度も食事に誘われ、酒の席で悩みを聞いてもらった。
 
 
 
「全部、自分の中で抱えた時期もあった。それでも、
 
 
 
こっちが申し訳なく思うほど、多くの人が助けてくれた」
 
 
 
(2011年4月 読売新聞 紙面記事より)
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その「助けてくれた先輩」の中の1人が
 
 
福良淳一監督だったわけなんですね。
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の恩人に「ユニフォーム着なあかんやろ」
 
 
 
と言われたら断れるわけもない。
 
 
 
 
 
 
 
決してファンのために帰って来たのではない。
 
 
 
福良監督を男にするため。
 
 
 
でも、それがファンのためになるんです。
 
 
 
田口監督が底からオリックス・バファローズを変えてくれることに
 
 
 
大きく期待しております。
 
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もちろん2軍監督がゴールではなく、これが本当の第1歩を踏み出した所。
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田口壮、ついに壮途に就く、再び空を駆け抜ける。