SOKKENと第二球場の間には
2018オリックス・バファローズ 宮崎春季キャンプレポ vol. 2
2018.02.15 SOKKENスタジアム
例年のキャンプより益々元気な声が響きます。
しかし、球場の外からの声がこっちまで激しく聞こえてきます。
声の主は清武第２球場から。
若手はもちろんベテラン勢も声を張り上げております。
その元気な声のさらに上を行く擦れた厳つい声・・・
そう、Bsにこの男が帰って来た。
米村理 58歳 待ちわびた８年ぶりのオリックス復帰！！
米村コーチが現場にいるのといないのとでは全然違いますね！
２軍の選手はこの日さらに気合が入っていた様子。
午後から行われるのは報道でもありました、
１軍 ｖｓ ２軍 の２軍が勝ったら監督も総入れ替えマッチ。
勝つのは福良淳一か！？
これはただの紅白戦ではない。
雨が強くなってきましたが、全然やります。
これだけ騒いだので中止にするという選択肢はなかったようです。
１軍の先発はアンドリュー・アルバース先生。
中学教師とプロ野球選手の二刀流。これはもう漫画でも書けない世界ですね。
多くの生徒にフランス語と数学を教えているそうですが、
来日実戦初登板が低気温でこんな豪雨。
それでも気にする素振りも嫌な顔一つせず、
必死にキャッチャーのミット目掛け投げ込む。
２イニングを無失点。
メジャーのオファーを断りオリックスに来てくれてありがとう。
この地で成功したいという思い、
どんな状況でも結果を出すというプロフェッショナルさを
先生は私たちに教えてくださいました。
２軍の先発は 山田修義 投手
もう９年目のシーズン。
この当時絶好調だったラオウに特大ホームランを浴びる。
２軍２番手で登板の２年目・榊原翼 投手
下剋上を狙う異様な気合の入り様で１軍選手に向かって行く！
三振を奪う度に雄たけびを挙げる！
気迫の２イニング無失点！田口監督が２番手で起用した意味がわかりました。
２軍が１点を返して、
１軍３番手・吉田一将 投手から
こちらも２年目・根本薫 外野手
ライトスタンドへの一閃！
抜群の身体能力とパワーから『糸井二世』と紙面に書かれていましたが、
糸井二世ってなんだ？そもそも糸井って誰？
期待の根本くんこの１発で見事に１軍昇格を果たしました。
選手たちは雨の中、泥を巻き散らしプレー。
１点差となり、スタンドのファンは２軍の下剋上見たさに２軍に歓声を送る。
ダイビングしまくっていた西野真弘 選手
強烈なライナーを放つ 園部聡 選手
フルスイングが魅力の比屋根彰人 選手
特等席で観戦中の小谷野栄一 選手
２軍３番手で力投する 青山大紀 投手
１軍４番手・澤田圭佑 投手
５番手は小林慶祐 投手
１軍で目立っていたのは、ルーキーの福田周平 選手
３安打猛打賞に華麗な守備と走塁。
これは期待できますね。二遊間の層に厚みを持たせる良い加入です。
試合は１軍１点リードのまま最終回へ。
マウンドには２年目・山本由伸 投手
先輩や同期からは１軍にいることへの嫉妬に似た言葉も聞こえる。
先頭の小島脩平 選手が２ベースヒット！！
ベンチとスタンドが沸く！
ここでバッターはこの日小田ユーヤくんの盗塁を２度刺した、
ルーキー稲冨宏樹 捕手
ランナーを出して、
ギアを入れた由伸くんのボールにバットが振れず。
シーンとした球場内にアノ声が響く！
米村コーチ
「オォォイィィ！！白いモン見えたら振らんかいぃぃぃ！！」
その声にもビビったのか見逃し三振。
そして、木須デソウザフェリペ捕手。
米村コーチ
「オォォイィィ！！白いモン見えたら振らんかいぃぃぃ！！」
その声虚しく、見逃し三振。
さらに 張奕 選手
見逃し三振！
これには米村コーチも苦笑いするしかありませんでした。
アウト３つ全てを見逃し三振！！
山本由伸のスケールの大きさを改めて感じることができました。
１軍 ３－２ ２軍
残念ながらと言うか惜しくも総入れ替えはなりませんでした。
２軍選手たちの気迫を１軍選手たちが力で捻じ伏せたそんな紅白戦。
ルーキーたちの初実戦も姿も見れたのも良かったです。
２軍選手たちはすぐに第二球場に帰って練習を開始。
アピールのチャンスは必ずまた訪れる。その時まで必死に。
記事長すぎるね！ 「そだねー！」
