青く紅い日々

オリックス・バファローズと日常

49枚目の切符

2011年も葉月に入りましたか。
 
久々にプロ以外の野球を観戦してきました。
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一瞬の夏、一生の記憶
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第93回全国高校野球選手権大阪大会
 
 
 
 
甲子園出場する49校のうち48校が決定。
 
最後の49枚目甲子園行きの切符をかけて激戦区大阪を勝ち抜いてきた2校が激突。
 
3年ぶり6度目の大阪桐蔭か?春夏通じて初となる東大阪大柏原か?
 
 
大観衆が見守る中、プレイボール。
 
一つのストライクに大歓声が沸く。このやっぱり高校野球はイイっすね~~。
 
高校時代、部活の試合で柏原高(当時)に行って(ボロ負けしたけど)よくしていただいた記憶があるので、
 
柏原高寄りの席で観戦。ほんまはどっちが勝ってもいいんですけどね・・・。
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東大阪大柏原の2年生エース 福山投手
 
そしてこちらは「浪速のダルビッシュ」呼ばれている注目の投手
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藤浪晋太郎 投手(2年)
 
196cmの長身から投げ下ろすボールは超高校級でしたね。
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特に低めのストレートのノビがえげつない。
 
 
大阪だけあって両チームの応援団が阪神タイガースのチャンステーマを歌いまくってました。
 
いや、ホームタウンは大阪がオリックスで、兵庫が阪神やで?
 
ちゃんとその辺は解ってもらわないと。
 
いや、神戸もオリックスやで、明石も姫路もオリックスやで、尼崎も、
 
とりあえず西宮以外は全部オリック(←もうええわ!!)
 
 
高校野球の試合では超異例の守備妨害じゃないか?という柏原の抗議で試合中断。
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さらに主審がマイクで説明するという異例の事態に・・・。
 
 
その抗議に野球の神様が怒ったのか、柏原が一つのエラーから崩れる。
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桐蔭の豪打、柏原のエラーの連鎖で点差が開く 桐蔭6-1柏原
 
これで完全に桐蔭が甲子園へ・・・
 
が、高校野球オリックスの試合が最後まで何が起こるかわからない。
 
 
5点差にも関わらず無死1塁のランナーを送りバントで進塁させる。
 
1点取れば流れが変わる。
 
それは柏原ベンチもわかっていたようです。
 
 
1点ずつ。
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沸く柏原高応援席
 
ついに2点差!藤浪投手をマウンドから引きずり下ろした。
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1つのプレーで流れが変わるのが野球だとはわかってはいましたが・・・
 
まさかの展開。
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ついに同点!!
 
 
9回表の桐蔭の攻撃も抑え、勢いづく柏原。
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先頭の末武選手が3ベースヒット!!無死3塁!!
 
これが勢い。これが流れ。
 
桐蔭は満塁策を選択。
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息詰まる熱戦。
 
1死満塁で6番山崎選手への2球目。
 
デッドボール・・・
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東大阪大柏原 春夏通じて初の甲子園出場!!
大阪187校の頂点に!!
 
 
勝者がいればもちろん敗者もいる。
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これが勝負事の面白さでもあり、酷なところでもありますよね。
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涙を流しながら校歌を歌う柏原ナイン
 
 
 
その間、最後死球を与えてしまった大阪桐蔭の中野投手が、
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耐え切れずうずくまってしまいました。
 
校歌が流れ終わると・・・・。
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藤浪くん・・・・先輩達と流した涙を力にしてまた来年・・・。
 
 
49枚目最後の1枚の甲子園への切符を掴んだのは東大阪大柏原
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涙を流す選手の父兄の方々、卒業生の方々がたくさんいました。
 
口を揃えて「まさか」と言っておられました。
 
甲子園出場を目指して応援していたものの、ほんまに行けるとはって感じですね。
 
夢を夢で終わらせなかったミラクル柏原ナインの快進撃を甲子園でも見せて欲しいです。
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ほんまにおめでとう!!
 
これぞ高校野球!という醍醐味を味わえた1試合でした。
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49校が出揃い、93回目の夏は間もなくです。