名もなき心の糧
先週のマツダスタジアムでの試合観戦後、とある場所へ向かいました。
地図で確認すると、かつて表記されてあった名前は消され、
ただの原爆ドームの真向かいにある楕円形の形をした敷地。
「旧広島市民球場」とも、その「跡地」とも何の表記もされていなかったことがまず寂しかった。
今でもここはカープファンの心の糧となっているはず。
自分がここに来るのは3回目。
2010.06.23
解体が始まって4ヵ月後の
2011.03.05
2012年2月に解体終了。
そして、
2012.06.15
ネット等でこの中がどうなっているのか、知ってはいましたが、
自分の目で確かめたくて、とある建物の方にダメ元で頼んでみたらあっさりOKしてくれました。
目の前に広がった景色。
ポツンと残されたライトスタンドと、
外野天然芝があった所に雑草が多く生えているのが何とも言えない気持ちになりました。
見せてくれた建物の方に最後改めてお礼を言いに時に、
広島市民球場の今後のお話を聞かせてくれました。
お話を聞いていると、熱さ、悲しみや、虚しさ、憤り。色んな感情を受け取ることができました。
話の内容も心にズシンと来るものでしたが、1番印象に残っているのがこの方の人柄。
見た目では自分より3倍くらい上のご年齢の方でしたけど、
こんな通りかかりの若造に低姿勢で丁寧な敬語で終始お話してくれました。
それが1番有難かったというか、広島がまた好きになりました。
「市民球場の申し子」が、
1試合6盗塁というプロ野球記録を打ち立てたのも、
「ミスター赤ヘル」が、
最後のストライクを投げたのも、
ここだったんですね。なるほど。
こんな姿になってしまっても、広島市民球場が、
広島カープファンの心の糧であることには、
変わらない。
球場が変わってもユニフォームが新しくなっても、選手がどれだけ入れ替わっても、
と、熱いお話を聞かせていただいて思いました。
本当に貴重なお時間、ありがとうございました。
カープファンではない自分の感想としては、
人は時代流れには逆らえないんやな~と。
「来年ここで菓子博が行われること以外は何も決まっていません」とおっしゃられてましたが、
場所がなんて表記されているのか気になって看板を探してみると、
「旧広島市民球場跡地」と表記されていました。
その時、僕は初めて広島市民球場に入るということになるんですけど。
広島と言えば、もみじ饅頭!
もみじ饅頭と言えば、にしき堂!!
由宇・広島遠征に行けば毎回にしき堂のもみじ饅頭を買うんですけど、今回も・・・・
買いすぎやろっ!!
また来るけん。広島けん。
今遠征記も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました